AtsEXインストールガイド
AtsEX本体のインストール方法を説明します。
1. パッケージをダウンロードする
1-1. 最新バージョンのリリースページにアクセスする
上のリンク(別サイト)にアクセスし、最も上に表示されている最新のリリースのタイトル(2023/05/22時点では「beta0.19 - v0.19.30520.1」)をクリックします。
1-2. アップデート内容を確認する
リリースページには、そのアップデートで追加された機能や破壊的変更(プラグインのコードを書き換えなければならない可能性がある変更)について記載されています。 必要に応じて詳細を読みます。
1-3. ダウンロード
ページ最下部の「Assets」からAtsEX本体をダウンロードします。
β0.19より、従来のATSプラグイン版に加え入力デバイスプラグイン版を公開しました。インストールにかかる手間が圧倒的に違うため、特に理由がなければ入力デバイスプラグイン版をおすすめします。
入力デバイスプラグイン版は「AtsEx_[バージョン名]_AsInputDevice.7z」、ATSプラグイン版は「AtsEx_[バージョン名]_AsAtsPlugin.7z」になります。
ATSプラグイン版が必要になるケース
入力デバイスプラグイン版をインストールできないケースが存在します。以下はその例です(ご自身の環境が該当していても、場合によっては入力デバイスプラグイン版をインストールできることもあります)。
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BVE本体をProgram Filesフォルダ内にインストールしており、かつPCの管理者権限がない場合
- お子様がご両親のPCを借りてBVEをプレイしている場合はこれに該当することがあります。
- LinuxやMacなどWindows以外のOSのPCで、Wineを介してBVEをプレイしている場合
また、プラグインを開発される場合は「AtsEx_[バージョン名]_SDK.7z」も併せてダウンロードすることをお勧めします。 こちらはサンプルプラグインのソースコードのセットで、プラグイン開発の際の参考になるかと思います。
2. パッケージを解凍する
2-1. ゾーン識別子を削除する
2-1-1. パッケージのプロパティを開く
ダウンロードしたパッケージ(AtsEx_[バージョン名].7z)を右クリック→[プロパティ]を選択します。
2-1-2. ゾーン識別子を削除する
表示されたウィンドウの下部にある[許可する]チェックボックスにチェックを付け、[OK]ボタンをクリックしてウィンドウを閉じます。[許可する]チェックボックスが見当たらない場合
PCの設定によっては、[許可する]チェックボックスが表示されない場合があります。
その場合は、初めからゾーン識別子が付加されないようにPCが設定されているため、この手順はスキップしてください。
2-2. 解凍ソフトを用意する
AtsEXのパッケージは7z形式で圧縮されていますが、Windowsには7z形式の圧縮ファイルの解凍機能は搭載されていません。そのため、別途解凍ソフトをインストールしていただく必要があります。 特にこだわりがなければ7-Zipをお勧めしています。
2-3. パッケージを解凍する
この手順を飛ばしたままパッケージを解凍してしまうと、不可解なエラーの原因となる場合があります。
パッケージ(AtsEx_[バージョン名]_[起動方式].7z)を解凍します。 7-Zipをお使いの場合は、右クリック→[7-Zip]→[AtsEx_[バージョン名]_[起動方式]に解凍]を選択します。
3. パッケージを配置する
解凍して生成されたフォルダを開き、中にあるScenariosフォルダ、Input Devicesフォルダ(入力デバイスプラグイン版の場合のみ)を所定の位置に移動します。
既定ではScenariosフォルダは ドキュメント\BveTs\Scenarios
、Input Devicesフォルダは Program Files (x86)\mackoy\BveTs5\Input Devices
などになります。
4. 試しにサンプルシナリオを開く
BVEを実行し、AtsEXのサンプルシナリオを開きます。ここでは「シンプルなサンプル」を選択しましょう。
読込中、下の画像のようにエラーが表示されますが、AtsEXが正しくインストールされていれば読込完了までに自動的に消えます。
- 下の画像のような、DLLの読込に失敗したことを示すエラー
- 「ネットワーク上の場所からアセンブリを読み込もうとしました」というエラー
上記のエラーが表示された場合は、手順 2-1「ゾーン識別子を削除する」を飛ばしたままパッケージを解凍してしまっています。
解凍したファイルは全て削除し、手順 2-1からやり直してください。
5. 完了
最終的に発生したエラーが全て消え、正しくシナリオが開けたら導入成功です。お疲れ様でした。